振袖の柄の意味を知って、振袖選びに役立てよう!~吉祥文様編~@京呉服ふじや

こんにちは!山梨県甲府市の着物・振袖専門店、京呉服ふじやです(^^)/

今回は振袖の柄の意味を知ろう!ということで、前回は花柄でしたが、今回は吉祥文様(きっしょうもんよう)についてまとめていきたいと思います☆

柄の意味を知ると、さらにその振袖に愛着が湧いたり、振袖を選ぶ際のポイントにもなると思いますので、ぜひ参考にしてください(*^-^*)

振袖前撮り写真

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吉祥文様(きっしょうもんよう)とは

まずは吉祥文様の説明をしていきます☆

吉祥文様とは、日本で昔から使われてきた、「縁起の良い柄」のことです。

繁栄や長寿、厄除けの意味があり、着物や帯、工芸品など、様々なお祝いの品に使われてきました。

文様は基本的に中国から伝わったものになりますが、平安時代に遣唐使が廃止されてから日本で生まれた柄もあり、江戸時代には庶民にも広がり、今の時代まで受け継がれています。

それぞれの柄の意味

それでは、吉祥文様の柄の意味を説明していきたいと思います☆

吉祥文様は、数十種類ありますが、その中でも皆様が良く目にしたことがあると思う、8種類の柄をピックアップしました!

鶴(つる)

鶴は、長寿を表す代表的な柄です。

「鶴は千年」という言葉もありますよね☆

しなやかで品格があるその美しい姿から、昔から吉祥文様として使われていました。

つがいになると生涯添い遂げる鳥なので、夫婦円満の象徴として婚礼衣装などに多く描かれ、幸せを願う柄です。

振袖の鶴の柄の写真

松竹梅(しょうちくばい)

室町時代から伝わるおめでたい柄です。

四季を通して緑を絶やさない「松」、雪の中の寒さにも負けずまっすぐ伸びる「竹」、真っ先に春を告げる花を咲かせる「梅」この3つの植物の組み合わせは、厳しい寒さに負けず、逆境に打ち克つといった意味が込められています。

振袖 松竹梅の柄の写真

宝尽くし(たからづくし)

宝尽くしは、縁起の良いものを寄せ集め、お祝いの意味が込められた柄です。

中国の思想の一つに由来したもので、室町時代に和風化されました。

危険から身を守る意味がある「隠笠」と「隠蓑」

南蛮渡来の果物で薬として使用されていた「丁子」

願いを意のままにするといわれる密教の法具「宝珠」

敵を倒し、願いを叶える「打ち出の小槌」

お財布として使われていた「金嚢」

金庫の鍵の「宝鍵」

知識が描かれた巻物の「宝巻」

采配の決定をする「軍配」

金の重さを計る「分銅」

法華経の教えによる7つの宝「七宝」

このように、身を守ったり、お金に困らないようにという願いが込められています。

古くから、振袖や七五三、産着などのおめでたい着物に描かれてきました☆

振袖 宝尽くしの柄の写真

扇(おうぎ)

扇を広げた時の形から、「末広(すえひろ)」とも呼ばれます。

そのことから、末広がりに縁起が良くなるようにといった意味があり、明るい未来を願った柄です!

扇自体にも綺麗な柄が描かれており、振袖もより華やかになりますね☆

振袖 扇の柄の写真

熨斗(のし)

熨斗は熨斗鮑(のしあわび)という神様へのお供えものを文様化した柄です。

熨斗鮑とは、アワビを薄く削いで帯状に引き伸ばし、乾燥させたもの。(こんな綺麗な柄がアワビをもとにしていたなんてびっくりですよね(゚д゚)!)

振袖でよく見られる熨斗柄は、帯状の熨斗を重ねた「束ね熨斗」と呼ばれる柄がほとんどです。

一本一本に柄が描かれ、とても華やかな印象になります☆

たくさんの熨斗を束ねることから、多くの人からの祝福、人との繋がり、幸せを分かち合うことといった意味があります。

また、その熨斗の長さからは長寿の意味もあり、たくさんのおめでたい意味をもった柄です。

振袖 熨斗の柄の写真

雪輪(ゆきわ)

雪輪は、雪の結晶を柄にしたもので、雪の結晶の六角形を円形に描いています。

冬に積もった雪は、春になると雪解け水として野山を潤し、のちに秋の実りまでもたらします。そのことから、雪は昔から「五穀の精」と言われ、豊作をもたらすとされていました。

また、雪輪は円が所々かけている形から、「私は完璧な人間ではなく、まだ未熟なので、もっと精進します」という意味ももっているそうです。

雪輪文様は、豊作を願う気持ちと、謙虚な気持ちを表す柄です。

振袖 雪輪の柄の写真

御所車(ごしょぐるま)

平安時代に京都御所周辺で貴族が乗っていた牛車のことを御所車と言います。

高貴で優雅な雰囲気を演出する柄ですね☆

雅やかな古典的な柄の代表ともいえます☆

振袖 御所車の柄の写真

流水(りゅうすい)

水の流れる様子を表現した柄です。

水は昔から身を清めるものとして使われてきました。

苦難や厄を流し去さってくれたり、清らかな心を意味する柄です☆

振袖 流水の柄の写真

まとめ

日本伝統の縁起の良い柄、吉祥文様。

紹介した中には知っている、見たことがある柄も多かったのではないでしょうか?

振袖でなくても、普段どこかで良く目にする吉祥文様ですが、その一つ一つ意味を知ると、そのものに込められた願いが見えてきます☆

振袖は、花柄や吉祥文様が組み合わさって描かれていることが多いので、たくさんのおめでたい意味が込められています!

振袖選びの際にもぜひ役立てて頂けたらと思います☆

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