こんにちは！２０２４年７月におかげさまで１００周年を迎えました、
山梨県甲府市中央の銀座通り商店街にあります、振袖専門店の京呉服ふじやです。
振袖選びの際に、「成人式の時しか振袖は着れないからな〜」とおっしゃるご家族様がよくいらっしゃいます。
成人式の時しか着れない着物という印象になってしまっているのかもしれません。
ですが、振袖こそ汎用性が高く、尚且つ「ちゃんとしている」衣装は他にないのではと思うほど、
間違いない和服だと思います。
ではどんなシチュエーションなんでしょう？
詳しく解説します！
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振袖は未婚女性の第一礼装
礼装とは冠婚葬祭などの儀式や式典といったフォーマルシーンに着用する着物のことを指します。
その中でも第一礼装とは最上級の格式の着物です。
成人式はお嬢様の晴れの日ですからもちろんのこと、特別な日に相応しいお着物でもあります。
フォーマルシーン自体が日常的に頻繁にあるものではないので、
思い出に残る日に振袖を着ることでより色濃く残るのではないでしょうか。
それではシチュエーション別に解説していきます。
振袖を着る５つのシチュエーション別解説
結婚式・披露宴
ご親族やご友人の結婚式に参列される際に振袖を着て行かれると
華やかな振袖姿は結婚式に華を添えてくれます。
最近の洋装は無難なネイビーやブラックを着ている方が多い為、
新婦より目立ってしまうんじゃないのかと心配されますが、
安心してください。
何度も振袖で結婚式に参列しましたが、一番新婦さんが輝いていてますので、
新婦より目立つことはありません。振袖でどんどん参列しましょう。
また振袖を着るのを経験されている方が多いので、
その準備の手間や当日のお着付けなどの手配などの大変さをご理解されてますから、
「振袖を着て結婚式を華やかにしてくれてありがとう」とご家族から感謝されることの方が多かったです！
卒業式
成人式後にすぐ振袖を着るとしたらご自身の大学や専門学校などの卒業式です！
最近ではご自身の振袖に袴を合わせて出席される方が多いです。
皇室の愛子さまも卒業式の際は振袖に袴という装いで出席されていたのが記憶に新しいかと思います。
レンタルの卒業袴パックですと一般的に袖の短い小袖の着物が多いですが、
振袖ですと袖が長い為、より華やかな印象を作ってくれます。
また成人式後にお気に入りのお振袖をすぐ着れるのはお嬢様ご自身もテンションが上がるのでは無いかと思います。
お見合い・結納・顔合わせ
振袖姿は、女性らしさや品格を際立たせ、相手に良い印象を与えることができます。
また、伝統的な美しさを重んじる相手には、特に好印象を与える可能性があります。
また華やかな振袖姿は、お見合い・結納の場を特別な空気に包み込み、
両家の印象を良くする効果が期待できます。
結納時にこれで独身最後になるので着納めです！とお振袖を着られるお嬢様も最近増えてきていますので、
様々なシーンで思い出を作ってきたお振袖との集大成にしたいと思われるのでは無いかと感じます。
初詣
本来、振袖には長い袖で厄を振り払うという意味があります。
昔は１９歳の最初の厄年に様々な災難や病気から身を守るため
振袖を着て厄払いのお参りに出かけたという習慣がありました。
ですので、振袖を着て初詣で参拝することで、新しい一年の始まりを気持ちよく着ることができますし、
日本の伝統的な衣装でもあり、古典柄の振袖にある縁起が良いとされる吉祥文様が入っていれば、
一年の始まりを縁起を担ぐこともできます。
祝賀会・パーティー
社会人になり、会社の創立パーティーや祝賀会などに出席する場合、
振袖で出席されると、会がより華やかになり、主催者から喜ばれます。
また振袖を着ることで周囲の方とのコミュニケーションのきっかけになることも。
日本の伝統文化に触れる貴重な時間でもありますし、
海外ゲストがいる場合は日本の文化に興味をより一層持ってくれたり、
交流を深めるきっかけになることは間違いなしです。
振袖選びのおすすめ柄は古典柄
まず、成人式だけではなく他のシーンでも振袖を着たいという場合、
振袖を購入される方がほとんどかと思います。
その為、２０代から数年着られるものを考えると、
振袖選びの時に流行っているトレンドを重視したものより、
古くからある伝統的な古典柄がおすすめです。
流行に左右されることなく、いつの時代も美しいとされる普遍的なデザインです。
現代的なデザインの振袖は、数年後には古く感じてしまう可能性がありますが、
古典柄は洗練されたデザインのため、飽きずに長く楽しむことができます。
古典柄は、華やかでありながら、どこか落ち着いて品のある印象を与えます。そのため、
どんな場面でも上品に振る舞いたい方におすすめです。
古典柄は、大人の女性としての品格や落ち着きを表現するのに最適です。
まとめ
振袖は未婚女性の第一礼装ですので、様々なシチュエーションで着ていただくことが出来ます。
とは言え、未婚の時しか着れない特別な着物であるために、
着用するフォーマルシーンはより一層思い出深いものにしてくれるはずです。
フォーマルシーンではお写真を撮ることも多いので、
写真で振り返るとより鮮明な記憶や情景が浮かんでくると思います。
その時にあの振袖を選んで良かったと思えるよう、
お振袖選びも楽しんでいただけたらなと思います。
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