
近年成人式でお母様がお召しになったお振袖(ふりそで)
いわゆる「ママ振り」をお嬢様が着るケースが本当に増えています!
「ママ振り」とはお母様が成人式で着用したお振袖(ふりそで)を言い
そのお母様の思い出の詰まったお着物をお嬢様が受け継ぎ
新たな門出を祝う姿はご家族様にとって何よりの喜びでしょう🎵
しかし「ママ振り」には現代の装いと異なる点や、保管状態による注意点も存在します。
受け継いだお振袖(ふりそで)をより魅力的に着こなすための
アレンジ方法も知っておきたいところです。
そこで今回は「ママ振り」をお考えのお嬢様とご家族に着る際の注意点
おしゃれに着こなすためのアレンジ方法やメリット・デメリットを徹底解説いたします。
お母様のお振袖(ふりそで)を着用するにあたってはいくつかの重要な確認事項があります。
これらの確認を怠ると直前になって慌てることになったり、最悪の場合
お振袖(ふりそで)を着ることができないという事態にもなりかねません💧
このブログを読んで必ずご家族様でご確認くださいませ✋
1.「ママ振り」を着る前に確認すべき重要ポイント
①寸法(すんぽう)サイズの確認
まず最も重要なのがお嬢様の身長や体型にお振袖(ふりそで)のサイズが合っているかどうかです。
特に以下の”3点”は必ず確認してください。
裄丈(ゆきたけ):首の付け根の中心から手首のくるぶしまでの長さ
短すぎると腕が長く見えだらしなく感じられます。
長すぎる場合は調整が必要になります。
身丈(みたけ):肩からくるぶしまでの長さ
長すぎる場合はおはしょり(腰の部分でたくし上げる部分)が多くなりすぎるため
着付けが難しくなります。
逆に短すぎる場合はおはしょりが取れず、その場合着用することはできません。
袖丈(そでたけ):肩から袖口までの長さ
お振袖(ふりそで)の格式を表す重要な要素です。
基本的にはお嬢様の身長に合わせて適切な長さに調整する必要があります。
これらのサイズが大幅に合わない場合は、仕立て直しが必要になることもあります。
仕立て直しにはお時間をいただきますので早めに「京呉服ふじや」までご相談くださいませ。
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②お振袖(ふりそで)の状態の確認
長年保管されていたお振袖(ふりそで)には
シミや汚れ、虫食いや色あせなどの劣化が見られることがあります。
特に目に見えないシミは時間が経つと変色して浮き出てくることもあるので気を付けましょう。
全体確認:明るい場所で広げて全体の汚れや変色がないか確認しましょう。
細部確認:襟元や袖口、裾などの汚れやすい部分を念入りに確認します。
虫食い確認:小さな穴などが開いていないか生地が薄くなっていないかを確認します。
もし気になる点があれば無理に自分で対処しようとせず「京呉服ふじや」に相談しましょう。
早期に対処することで着用できる状態に戻せる可能性がありますよ。
③お柄や刺繍、箔などの確認
お母様のお振袖(ふりそで)は当時の流行や好みが反映されています。
古典柄(こてんがら)であれば比較的時代に左右されにくいですが、モダン柄の場合などは
現代の感覚と少し違っている可能性もあります。
刺繍(ししゅう)のほつれや箔が剥がれている場合などもご相談くださいませ。
直せる場合と無理な場合がございますので予めご了承ください。
お柄自体が気に入らない場合などは帯(おび)や小物で雰囲気を変えることで
現代のお嬢様風に着こなすことができますのでご相談ください。
④お振袖(ふりそで)セット内容の確認
お振袖(ふりそで)一式とは、長襦袢(長襦袢)半襟付(はんえりつき)・袋帯(ふくろおび)
帯締め(おびしめ)や帯揚げ(おびあげ)・重ね衿(かさねえり)お草履やバッグなど多くの小物が必要です。
その他にお着付けするのに肌着小物一式が必要となります。
⇒何が必要なのか詳しくはココをクリックしてくださいね
お母様のお振袖(ふりそで)と一緒にこれらの小物が揃っているかどうかを確認しましょう。
不足しているものや状態が悪いものがあれば新しく用意する必要があります。
※「京呉服ふじや」ではお着付に必要な小物等も全て揃っておりますので
お気軽にお声がけくださいませ。

2.「ママ振り」を今どきスタイルに変身させる魔法のテクニック
せっかくならのお母様のお振袖(ふりそで)をお嬢様らしく、そして今風におしゃれに着こなしたいですよね。
小物を変えたりやヘアメイクをアレンジするだけで見違えるほど現代的な装いに変わります。
① 帯で印象を大きく変える
帯(おび)はお振袖(ふりそで)の印象を大きく左右するアイテムです。
お母様の時代の帯が少し古臭く感じる場合は現代的で華やかなデザインの帯に替えるだけで
ぐっと今風の垢抜けた印象になります。
色:お振袖(ふりそで)の色や柄に合わせて、コントラストの強い色やトレンドのお色を取り入れてみましょう。
柄:古典柄(こてんがら)のお振袖(ふりそで)に幾何学模様やモダンな柄の帯を合わせるのもおシャレですよ。
素材:金糸や銀糸をふんだんに使った豪華な帯は成人式にふさわしい華やかさをプラスしてくれますね。
②今ドキの小物で個性をプラス
帯締め(おびしめ)・帯揚げ(おびあげ)や重ね衿(かさねえり)などの小物は
比較的手軽に取り入れやすく流行りのコーディネートにアレンジする際のアクセントになります。
帯締め(おびしめ):パールやビーズがあしらわれたもの、組紐でモダンなデザインのものなど
個性的な帯締めを選ぶとおしゃれ度がアップします。
帯揚げ(おびあげ):絞りや刺繍が施されたものだけでなくグラデーションカラーのものや
流行りのお色、レースなど素材で遊び心を加えることができます。
重ね衿(かさねえり):振袖(ふりそで)の色と反対色や差し色になるような色を選ぶと
お顔周りが明るくなり、華やかな印象になります。
レース素材だけでなくクリスタルやパールが付いていたりするものも人気です。
③ヘアスタイルとメイクでトレンド感を
今はお振袖(ふりそで)に合わせてヘアスタイルとメイクを変えるのも
現代風に着こなすための重要な要素の1つです。
ヘアスタイル:アップヘアだけでなくダウンスタイルや編み込みを取り入れたり
編みおろしなどをするのも近年人気があります。
髪飾りに生花やドライフラワーを使用したりトレンドのヘアアクセサリーをプラスするのも素敵ですね。
メイク:ナチュラルメイクをベースにしてアイシャドウやリップにトレンドの色を取り入れたり
ラメやパールで華やかさをプラスするのも素敵です。
眉の形やアイラインの引き方にも時代によって流行りがあるので、意識してみると良いでしょう。
④お草履とバッグもアップデート
草履とバッグは、意外と全体の印象を左右するものです。
お草履は劣化していると底の部分が剥がれてしまう場合もあるので必ず事前に
履いて歩いてみましょう。
バックなどはお母様の時代のものが古く感じる場合がありますので
新しいものを準備するのもおススメです。
お草履:近年人気の厚底のものやデザイン性の高いものを選ぶと今風な印象になります。
バッグ:形だけでなくクラッチバッグや小ぶりでモダンなデザインの物を選ぶと
さらにおしゃれな雰囲気に仕上がります。
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3.お母様のお振袖「ママ振り」のメリットとデメリット
「ママ振り」には経済的なメリットだけでなく、デメリットも存在します。
両方を理解した上で最適な選択をすることが大切です。
□■□メリット□■□
①経済的負担の軽減
新しくお振袖(ふりそで)を購入やレンタルするのに比べると
費用を大幅に抑えることができます。
②思い出の継承
お母様の思い出が詰まった振袖(ふりそで)を受け継いで着ることで
家族の絆を感じることができます。
③唯一無二の装い
お母様の振袖(ふりそで)を着ることで他の人とは違う
個性的な装いになる可能性があります。
□■□デメリット□■□
①サイズが合わない可能性
お母様との身長や体型に差があるとお嬢様の体型に合わせて
仕立て直しや部分的な調整が必要になる場合があります。
②保管状態によっては着用できない
長年の保管によるシミや汚れ・傷みなどがある場合
クリーニングや修繕が必要になり、費用がかかることもあります。
③好みが合わない可能性
お嬢様の好みとお振袖(ふりそで)の色やデザインが合わない場合がありますので
事前にしっかりお嬢様と確認しておきましょう。
④小物の見直しが必要になる
帯(おび)や小物などが古く感じられると場合がありますので
その際は新しく用意する必要がある場合があります。
メリットとデメリットだけでなくお振袖を確認して予算などと総合的に考慮して
最終的にご家族様で相談して決めましょう。
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【まとめ】
「ママ振り」は経済的なメリットだけでなくご家族様の思い出を
受け継ぐという特別な意味合いを持っています。
ですが現代風に着こなすためにはサイズや状態の確認だけでなく
小物やヘアメイクによるアレンジが重要になります。
この記事を参考にお嬢様にとっての素敵な成人式、その後の慶びの場を
「ママ振り」と共に迎えられることを心より願っております。
もし不安なことや疑問点があれば早めに「京呉服ふじや」へお気軽にご相談
ご来店くださいませ。
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